
【Blazor】 入力インターフェースのバインド方法
- ドロップダウンのバインド例
- テキストボックスのバインド例
- チェックボックスのバインド例
- ラジオボタンのバインド例
- スライダーのバインド例
- 動作確認とまとめ
目次
ドロップダウンのバインド例

ドロップダウンでバインドされた値を表示するコンポーネントを作成します。
<select @bind="SelectedFruit"> @foreach (var fruit in fruits) { <option value=@fruit>@fruit</option> } </select> <p>選択されたフルーツ:@SelectedFruit</p> @code { public string SelectedFruit { get; set; } = "Apple"; private List<string> fruits = new List<string> { "Apple", "Banana", "Orange" }; }
optionタグのvalue属性にはフルーツの名前の文字列を設定しています。 @bindにSelectedFruitを指定することで、 ユーザーがドロップダウンで項目を選択したとき、この値がバインドされているSelectedFruitプロパティにバインドされるようになります。
テキストボックスのバインド例

次に、テキストボックスの値をバインドする方法に解説します。 ユーザーがテキストボックスに入力した値をリアルタイムで取得することができます。
<input type="text" @bind="InputText" /> <p>入力されたテキスト:@InputText</p> @code { public string InputText { get; set; } }
@bindを使用して、InputTextプロパティにバインドします。 これにより、ユーザーが入力したテキストが自動的にInputTextプロパティに反映されます。
チェックボックスのバインド例

チェックボックスの値をバインドする方法について解説します。チェックボックスの状態(チェックされているかどうか)をプロパティにバインドします。
<input type="checkbox" @bind="IsChecked" /> <p>チェックボックスの状態:@(IsChecked ? "チェックされています" : "チェックされていません")</p> @code { public bool IsChecked { get; set; } }
@bindを使用して、IsCheckedプロパティにバインドします。 これにより、チェックボックスの状態がIsCheckedプロパティに反映されます。
ラジオボタンのバインド例

ラジオボタンの選択された値をバインドする方法を解説していきます。複数のラジオボタンから選択された値を1つのプロパティにバインドします。
<div> <input type="radio" id="option1" name="options" value="Option1" @onchange="e => SelectedOption = e.Value?.ToString()" checked="@((SelectedOption == "Option1"))" /> <label for="option1">オプション1</label> </div> <div> <input type="radio" id="option2" name="options" value="Option2" @onchange="e => SelectedOption = e.Value?.ToString()" checked="@((SelectedOption == "Option2"))" /> <label for="option2">オプション2</label> </div> <p>選択されたオプション:@SelectedOption</p> @code { public string? SelectedOption { get; set; } }
@bindを使用して、SelectedOptionプロパティにバインドします。 これにより、選択されたラジオボタンの値がSelectedOptionプロパティに反映されます。
スライダーのバインド例

最後に、スライダーの値をバインドする方法を解説します。スライダーの値をリアルタイムで取得し、プロパティにバインドします。
<input type="range" min="0" max="100" @bind="SliderValue" /> <p>スライダーの値:@SliderValue</p> @code { public int SliderValue { get; set; } }
@bindを使用して、SliderValueプロパティにバインドします。 これにより、スライダーの値がSliderValueプロパティにリアルタイムで反映されます。
動作確認とまとめ

作成したコードをデバッグすると、以下のようにバインドの様子を確認できます。

バインドはよく使う機能なので、是非使ってみてください。
この本では、Blazorの基本から高度なテクニックまで、実際のプロジェクトに役立つ知識を網羅しています。 初心者から経験者まで、Blazorを扱うすべての開発者にとっての必読書です。 この記事の執筆者も参考にした「Blazor入門」で、あなたのBlazorスキルを飛躍的に向上させませんか?
合わせて読みたい

@keyを使い方
Blazorの@keyディレクティブは、コレクション内の項目を一意に識別し、BlazorがDOMの変更を効率的に行うのを支援します。特にリストや配列の更新時、このディレクティブが不必要なDOM操作を減少させ、アプリのパフォーマンス向上に寄与します。正確な動作のために、指定する要素が一意であることや適切な場所に設定することが重要です。
更新日:2023/09/07

JavaScriptを呼び出し方
BlazorでWEB開発は主にHTML, CSS, C#を使用しますが、JavaScriptの利用も避けられない場面がある。JavaScriptをBlazor内で呼び出すためには、IJSRuntimeサービスを利用する。IJSRuntimeを用いることで、C#からJavaScriptの関数を非同期的に実行可能。例として、ボタンクリックでJavaScriptのアラートを表示する方法を説明。BlazorでのJavaScript使用は最小限に留めるべきだが、必要な場面での知識は重要。
更新日:2023/07/19