
【Blazor】 DOMイベント一覧
- DOM(Document Object Model)とは?
- BlazorのDOMイベント一覧
目次
DOM(Document Object Model)とは?

ウェブページを作る際に使われる、HTMLやXML文書の内容と構造を表現するための仕組みのことです。
簡単に言えば、ウェブページの各要素(例:テキスト、画像、リンクなど)にプログラムからアクセスしたり、変更したりするためのものです。
この仕組みによって、プログラミング言語を使用して、ウェブページの要素にアクセスしたり、 新しい要素を追加/削除したり、内容やスタイルを変更したりすることが可能になります。
BlazorのDOMイベント一覧

Blazorで使用できるDOMイベント名とその発生条件について、表にまとめてみました。
イベント名 | イベント発生条件 |
---|---|
onabort | 要素の読み込みが中止されたとき |
onactivate | 要素がアクティブになったとき |
onbeforeactivate | 要素がアクティブになる直前 |
onbeforecopy | 要素の内容がコピーされる前 |
onbeforecut | 要素の内容がカットされる前 |
onbeforedeactivate | 要素のアクティブが失われる直前 |
onbeforepaste | 要素の内容が貼り付けられる前 |
onblur | 要素からフォーカスが移動したとき |
oncanplay | メディアが再生可能になったとき |
oncanplaythrough | メディアが最後まで遅延なく再生可能なとき |
onchange | 要素の内容が変更されたとき |
onclick | 要素がクリックされたとき |
oncontextmenu | 要素上でコンテキストメニューが開かれたとき |
oncopy | 要素の内容がコピーされたとき |
oncuechange | トラック要素のキューが変更されたとき |
oncut | 要素の内容がカットされたとき |
ondblclick | 要素がダブルクリックされたとき |
ondeactivate | 要素のアクティブが失われたとき |
ondrag | 要素がドラッグ中 |
ondragend | 要素のドラッグが終了したとき |
ondragenter | ドラッグされた要素がドロップターゲットに入ったとき |
ondragleave | ドラッグされた要素がドロップターゲットから出たとき |
ondragover | 要素上でドラッグされている間 |
ondragstart | 要素のドラッグが開始されたとき |
ondrop | ドラッグされた要素がドロップターゲットにドロップされたとき |
ondurationchange | メディアの再生時間が変更されたとき |
onemptied | メディアが空になったとき (例: エラーでの読み込み失敗) |
onended | メディアの再生が終了したとき |
onerror | 要素の読み込み等でエラーが発生したとき |
onfocus | 要素にフォーカスが移動したとき |
onfocusin | 要素かその子孫にフォーカスが移動したとき |
onfocusout | 要素かその子孫からフォーカスが移動したとき |
onfullscreenchange | 要素のフルスクリーン表示状態が変更されたとき |
onfullscreenerror | フルスクリーン表示の要求にエラーが生じたとき |
ongotpointercapture | 要素がポインタキャプチャを取得したとき |
oninput | 要素の値がユーザによって変更されたとき |
oninvalid | 要素が無効なときに送信を試みたとき |
onkeydown | キーが押されている間 |
onkeypress | キーが押されたとき |
onkeyup | キーが離されたとき |
onload | 要素が正常に読み込まれたとき |
onloadeddata | メディアの一部のデータが読み込まれたとき |
onloadedmetadata | メディアのメタデータが読み込まれたとき |
onloadend | リソースの読み込みが完了したとき |
onloadstart | 要素が読み込みを開始したとき |
onlostpointercapture | 要素がポインタキャプチャを失ったとき |
onmousedown | マウスボタンが押されたとき |
onmousemove | マウスが要素上で移動したとき |
onmouseout | マウスが要素から外れたとき |
onmouseover | マウスが要素の上に移動したとき |
onmouseup | マウスボタンが離されたとき |
onmousewheel | マウスホイールが回転されたとき (非標準、代わりにonwheelを使用) |
onpaste | 要素にテキストがペーストされたとき |
onpause | メディアの再生が一時停止されたとき |
onplay | メディアの再生が開始されたとき |
onplaying | メディアの再生が進行中とき |
onpointercancel | ポインティングデバイスの操作が中断されたとき |
onpointerdown | ポインティングデバイスが要素上で押されたとき |
onpointerenter | ポインティングデバイスが要素の境界を越えて移動したとき |
onpointerleave | ポインティングデバイスが要素の境界を越えて外れたとき |
onpointerlockchange | ポインタのロック状態が変更されたとき |
onpointerlockerror | ポインタのロックに関するエラーが発生したとき |
onpointermove | ポインティングデバイスが要素上で移動したとき |
onpointerout | ポインティングデバイスが要素の直下から外れたとき |
onpointerover | ポインティングデバイスが要素の直上に移動したとき |
onpointerup | ポインティングデバイスが要素上で放されたとき |
onprogress | 要素の読み込み中に定期的に発生 |
onratechange | メディアの再生速度または逆再生速度が変更されたとき |
onreadystatechange | 要素のreadyState属性が変更されたとき |
onreset | フォームがリセットされたとき |
onscroll | 要素にスクロールが発生したとき |
onseeked | メディアが新しい再生位置に移動された後 |
onseeking | メディアが新しい再生位置に移動するとき |
onselect | 要素内のテキストが選択されたとき |
onselectionchange | 要素内の選択範囲が変更されたとき |
onselectstart | 要素上でのテキストの選択が開始されたとき |
onstalled | メディアの読み込みが中断されたとき |
onstop | ユーザエージェントが読み込みを停止したとき (非標準) |
onsubmit | フォームが送信されるとき |
onsuspend | メディアの読み込みが一時的に中断されたとき |
ontimeout | リクエストがタイムアウトしたとき (非標準) |
ontimeupdate | メディアの現在の再生位置が更新されたとき |
ontoggle | <details>要素の開閉状態が変更されたとき |
ontouchcancel | タッチがキャンセルされたとき (例: タッチが多すぎるとき) |
ontouchend | 指がタッチサーフェスから離れたとき |
ontouchenter | 指が要素の境界を越えて要素の上に移動したとき |
ontouchleave | 指が要素の境界を越えて要素から離れたとき |
ontouchmove | 指がタッチサーフェス上で移動したとき |
ontouchstart | タッチサーフェスに指が触れたとき |
onvolumechange | メディアの音量が変更されたとき、または音声がミュート/ミュート解除されたとき |
onwaiting | 再生が可能になるまでメディアの再生が一時停止されたとき |
onwheel | ユーザがマウスホイールを回転させたとき |
Blazorでは、数多くのDOMイベントを扱うことができます。状況に応じて、使い分けてみてください。
この本では、Blazorの基本から高度なテクニックまで、実際のプロジェクトに役立つ知識を網羅しています。 初心者から経験者まで、Blazorを扱うすべての開発者にとっての必読書です。 この記事の執筆者も参考にした「Blazor入門」で、あなたのBlazorスキルを飛躍的に向上させませんか?
合わせて読みたい

属性スプラッティングの使い方
Blazorの属性スプラッティング機能は、コンポーネントに複数の属性を一括で適用し、コードの再利用性を向上させるための手段です。基本的には、@attributesを使用し、属性と値のペアを格納したIDictionary<string, object>型を渡します。非文字列型の属性値もサポートしており、コンポーネントでも属性スプラッティングが利用可能です。ただし、属性の優先度に注意が必要です。これにより、Blazorアプリケーションの開発効率と柔軟性が向上します。
更新日:2023/07/19

gzip形式でデータを圧縮する方法
Blazorでのgzip形式によるデータ圧縮方法を解説。データの圧縮により通信速度の向上や読み込み時間の短縮が期待でき、SEOやUX向上にも寄与。Blazorアプリ側とサーバー側の設定が必要で、特に通信速度や圧縮サイズを優先するか選択可能。Webサーバー設定も取り上げ、Nginxの例を示す。
更新日:2023/09/03